smily8’s diary

読書好きな小中学生3児母が、育児にちょっと役立つことや、読んでおすすめだった本をシェアさせてもらってます

【本】読み書き読めなくても大学進学?!…できるんです!~読めなくても書けなくても勉強したい 読 みました

 

先日記事にした、識字障害ディスレクシアの方でも見やすい字体についての記事。

 

smily8.hateblo.jp

 

ここで紹介した 読めない書けない、ディスレクシアを抱えた成人男性の本 

 

読めなくても、書けなくても、勉強したい―ディスレクシアのオレなりの読み書き

読めなくても、書けなくても、勉強したい―ディスレクシアのオレなりの読み書き

 

 図書館に行ったら偶然に続編が出ていて飛びついて一気読み!!

 

夢見た自分を取り戻す―成人ディスレクシア、50代での大学挑戦

夢見た自分を取り戻す―成人ディスレクシア、50代での大学挑戦

 

 ⇑この本、めっちゃ興味深かったんだけど、

この本について説明するために、

まずはこの記事では最初の本を紹介(笑)

 

まずは最初の本から説明すると 

著者は鳥取県在住 実在する50代の大工さん、井上悟氏

ディスレクシアという概念も知られていなかった昭和の時代に学校生活を送る送った苦労人

 

 

我が家は購入し3兄弟必読とした

我が家はこの本を購入し、夏休み読書感想文の必読書に認定(笑)

幸い、我が家の子供達にはその障害はないが、学校生活で必ず出会うであろうディクレクシアの障害についてまずは知り、その子達の助けになってほしいと願ったから。

▶っていうか、私のクラスにもいたのになあ。知らなくて支援できなかった。

彼も中学校出たら働いていた。Sくん、ごめん。

 

識字障害者の割合は5%

このサイトによると、日本語は識字障害が顕在しにくいとのこと

www.manabishien-english.jp

 

結果、英語圏では10-15% 

日本では4-5%という。

▶5%としても、40名学級に1-2人の割合。

あなたの学生時代の同級生にも絶対いたと考えられます(* >ω<)

 

 

 

字が読めないなんて口ばっかりの嘘つき、アホ、バカ

 本を読んでいても、小さい時から非常に利発な子であったことが伝わってくるが、

「俺もみんなみたいにたくさん勉強しよう!」と希望に満ちて入った小学校では、なぜか自分だけ読み書きがどうしてもできない。先生の話はわかるのに…自分でも困っていたが、なまじ他の喋りや理解に問題はないばかりに、読み書きに障害があるとはじぶんもほかも気が付かず(気が付かれず)

・口ばっかりの嘘つき

・怠けてる

・どうしようもないアホ

・字も読めないバカ

として扱われ、自分を守るためグレて不良に

 

書けないけど、授業は大好きだった

・書けないから「当てられたら困る」といつも寝たふりをしていたが、

実は授業は楽しく、どの授業も興味深く真剣に聞いていた

・でも、読み書きはできないから、テストはいつも0点。

 

利発なだけでなく、運動神経も抜群

・利発なだけでなく、運動も万能高飛びで才能を開花し、

県でもトップクラスの有能な選手。

しかし、読書ができないためにレベルの高い学校には入れず、

「名前だけ書いたら入れるから」と入学した高校は荒んだヤンキー学校

▶授業は荒んでいて「どうせ聞いていない」と先生も無気力。

 読書きはできないけど、実は勉強は大好きでいつも聴いていた授業だったのに…失望

・家族ともうまくいかなくなり高校は中退して家を飛び出し、以後色々な職業を転々と

 

高校中退後、転々とした仕事でも利発さは生かされるが…

・頭の回転が良く、利発なため、どこの職場でも重宝がられたが、やがて何かのタイミングで読み書きができないことがバレると一転いじめられたり、蔑まれた

▶その度に退職して違う仕事に就く繰り返し

▶どこでも管理職や親方からは引き止められ辞めないでくれと言われたが、読み書きできないことがバレるのが恐ろしくて転々とする繰り返し

 

一流大学のやつより、オレのほうができる?

・自分でも起業し一流の大学を出たという人とも何度も仕事をするが、そんな人達より仕事は自分の方ができるやんと思うことも度々

▶一緒に仕事した人からはこんなにできるならうちの会社に来てくれと乞われ「形だけだから」と入社試験を受けに行ったが、作文が手書きできないことが分かると態度が一転うやむやに返されて不採用の通知を受け取る

▶または「どこの大学出てるの?」大卒でないことを知ると一転入社の話がなくなったりしたこともあったそう

 

全てが嫌になり、故郷の大阪からあちこちを転々としたどり着いた鳥取県で大工となり、小学校の教師をする伴侶と出会う。

 

ディスレクシア?わかった時は40過ぎ

障害者教育に携わってる奥様が自宅で呼んでいた本をがふと目に留まり、自分が実はディスレクシアであったことを知る。既に40を過ぎていたという

 

プールのオープンを待つ行列でマジ泣き?!

この本は夏に子供達と電車に乗ってプールに行き、オープンを待つ行列で読んでいたが、そこで涙が止まらなくなり、マジで泣き出す40過ぎの女…痛すぎる…( ̄▽ ̄;)

▶小学生の子供達もドン引き…

 

メガネは「ずるくない」なら

でも、目が悪ければ眼鏡をかけて黒板を見る、耳が悪ければ補聴器をつける、

それが許されるのになぜディスレクシアの子供達は

こんな思いをしなくてはならなかったのか・・・

理不尽さに涙が止まらなかった😭😭😭

 

こんなにも能力が高いのに

本を読んでいても、読書きなしでどの職場にもピタッと適応していく著者の頭の良さと利発さ、そして手先の器用さには読んでいても感服するレベル!!

▶おそらく相当に頭もいいし、手先も器用。

そんな人がバカと蔑まれ、なりたくもない不良にならなくてはならない社会

理不尽と言わずになんと言うんだろう、強くそう思った

 

スマートフォンとパソコンを武器にリベンジ

そんな困難を抱えていた著者だが、本の後半では

スマートフォンとパソコンの普及によって、読書きがだいぶ

助けられるようになったと綴っていて、心が楽になる

 

▶本も妻に勧められて、ネットに公開していた、

ご自身の困難についてのサイトが編集者の目にとまり出版となったのだそう

 

まとめ

ああ、前の本を紹介していただけでこんな長文になってしまった(* >ω<)

こんな困難を抱えていた悟さんが次回、なんと大学に行きます!

その本を次回紹介させてください( •̀ᴗ•́ )و