【本】生きづらさは、気付きから~夢に見た自分を取り戻す成年ディスレクシア、50代での大学挑戦 読みました
前回記事の続きです
夢見た自分を取り戻す―成人ディスレクシア、50代での大学挑戦
- 作者: 井上智,佐藤里美
- 出版社/メーカー: エンパワメント研究所
- 発売日: 2018/12/01
- メディア: 単行本
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そんなんで読めなくて書けなくて苦労した子供だったサトルは
50を過ぎなんと大学に挑戦するという続編を発見、
ワクワクして借りて一気読みヾ(*´▽`*)ノ
ICTの力を借りて大学へ
読書ができなくても、読み上げてもらって、パソコンで書けば読んで書くことができるようになったサトルは、満を持して大学に挑戦( ᐛ👐)
授業にはパソコンやスマートフォンなどを持ち込んで読み上げをしてもらって、フリック入力やパソコン入力での学びをすることは可能?問い合わせると大丈夫との返答があり、進学決定!
▶テストも1人別室で受けるなどの配慮をしてもらえて、学びを継続
中卒でも大学、行けるんです♬
あれ、そういえば識って高校中退で卒業してなかったんじゃなかったっけ、
それでも大学に行けるの?と当初は疑問に思ったが
特進制度と言って一定の単位を取ると、中卒でも大学進学の道が開かれるのだという
芸術系の短期大学通信課程へ
体育であり、ネットで動画の作成などに勤しんでいた著者の選んだ進学分野は、
芸術
ADHDあり、妻のヘルプ重大
著者には読み書きの障害のほか、ADHDの傾向もあり。
大学に進学した人は経験があると思うが、単位の管理や提出物の管理は添乗の人でも至難の業!
まして、仕事を持ちながらの社会人が通信課程でやるのはなおのことだが、
そこにADHD特有の不注意があり、困難を極める
卒業期限3日前に
卒業提出期限の3日前、妻と最後の確認をしていたろころで、
まだ手つかずの課題が二つもあること判明!!
▶通常一つの課題をこなすのに1週間ほどかかっていたため、万事休す…!(* >ω<)
無理だと投げ出しそうになるが、
驚異の集中力で2日で仕上げて提出!!!
▶からくも卒業゚ヤタ───v(-∀-)v───♪
卒業制作課題は、学長賞!!
しかし、決して、ギリギリで卒業したどころか、
一般の卒業論文に当たる卒業制作はなんと作成した動画は
学長賞を受賞(*゚Д゚艸)
LD=LearningDIFFERENCEは、馬鹿なわけでも劣っているわけでも、
怠けているわけでもない、単に学び方が違うだけなんだということを当事者目線から描いた動画
take80以上を繰り返して5分にまとめた渾身の動画はYouTubeにもアップされていて一般の人も見ることができるのでこちらで紹介\٩( 'ω' )و //
生きづらさは、気づきが第一歩
読んでいて痛感するのが⇑。私自身、著者ほどの苦労には遭遇していないものの、ADHDを抱えながら、昭和の時代に小学校生活。
40過ぎた今でもつらい思いが蘇る
でも、自分も他人も先生も、それが生きづらさによるものだって気が付かなかった。
だから、有効な対策も立てられなかった。
あのときと違うのは、自分の違いに世間と自分が気がついて、
その対策が立てられること。
私も40過ぎて自分がADHDだったと気がついたことで、
対策を立てて、周囲に苦手なことを助けてもらえるようになって、
ぐっと楽に生きられるようになったし
苦手なことはなるべく手放して、得意なことに特化できるようになった。
自分って生きづらいなと思いながら大人になったすべてのみなさん!
それは自分の能力が劣っているせいじゃなくて、生き辛さのせいかもしれませんよーーー!
このメッセージ、必要な人に届けと願いつつ。
まとめ
ディスレクシアで、手書きでは自分の名前の読み書きが精一杯だったことにより
中卒だったサトルが、ICTという「メガネ」(=補助具)を使ったことで、優秀な成績で大学を卒業!
生きづらさは、気づくことで初めて対策が立てられます。
生きづらさを抱えておとなになったあなた、あなたの生きづらさも、別に能力が音っているわけではなくて、適切な「メガネ」(=補助具)がで是正されるかもしれません